バーチャル観光映像をプラネタリウムで上映、VRや観光の専門家が未来の観光について議論する1日です。もちろん、メタバースも取り上げます!

 新型コロナにより大きな打撃を受けることとなった観光業界において、バーチャルな観光が事業として成り立つのか?プロモーションとして活かせるのか?は新たなテーマとなっていると思います。Zoomを活用したオンライン観光や、VR映像をVRゴーグルで観る疑似体験など、様々な提案はこれまでなされてはいますが、未だ確たる決定打は見いだせていないのではないでしょうか?

 今回、日本国際観光映像祭バーチャルツーリズム部門プレイベントは、国連世界観光機関(UNWTO)認定の国際観光映像祭ネットワークCIFFTに加入する映像祭の一貫として開催されます。バーチャルな観光コンテンツとは言っても、その定義は決まってはおらず、環境映像、ツアーガイド的作品、ライブ中継からメタバースまで、、、そもそも、どんなコンテンツがどこにどのように存在するのか?日本各地からエントリーされたコンテンツから、それらを明らかにしつつ、作品の上映、視聴を通して、将来のバーチャルツーリズムの未来を共に考え、語り、交流する場として、開催いたします。

※今回はプレイベントとしての開催とし、来年度以降の第一回本開催に向けたトライアルおよびプロモーションの場として、是非たくさんのご参加をお待ちすると共に、未来に向けた前向きなコミュニケーションの場としてご活用いただければ幸いです。

日時5月17日(火)10:00-18:00 交流会(18:00-) 9:30〜受付開始いたします            
場所(会場)    大阪府堺市 ソフィア・堺(堺市教育文化センター)中文化会館
(オンライン) YouTubeによるライブ配信
参加Peatixサイトから事前申し込みをお願い致します
会費無料(交流会のみ、1,000円)
主催日本国際観光映像祭バーチャルツーリズム部門実行委員会※
共催堺市
※ 実行委員会は、和歌山大学観光学部、開催主旨に賛同いただいたスポンサー企業等により運営されており、事務局運営に関しては、(株)G1 company に業務委託されています。

会場・エントリー作品

 この規模で観光VR映像をプラネタリウムにて上映した映画祭は過去に例を観ないイベントです。下記には、現状ですでにエントリーされた作品の一部を紹介しています。当日は、これら作品をさらにクオリティー高い臨場感で、また、他の視聴者と共に旅行している気分を味わっていただきたいと考えています。
※観光VR映像に絞りドーム上映を行う映像祭は史上初(和歌山大学観光学部調べ)

プログラム(当日のスケジュール)

時間内容出演(ゲスト等)  
09:3010:00開場           
10:0010:25開会宣言・挨拶実行委員長  他
10:2511:00セッション①「映像祭開催にあたって」
新型コロナにより分断され自由に観光地に行き来できないこの時代背景の下
本映像祭開催となった、その意図と意義について議論する
実行委員会
11:1012:00上映会①(エントリー作品)
主に、プラネタリウムで上映された作品や映像として完成されたパッケージ作品を対象
※ドームスクリーンでの作品上映と共にセッションを行います
小形 正嗣
尾久土 正己
13:0013:50上映会②(エントリー作品)
主に、環境映像的要素やインタラクティブな要素のある作品を対象
※ドームスクリーンでの作品上映と共にセッションを行います
足立 光 氏
14:0014:40セッション②「拡張される観光」(仮)
VRなどの新技術によって拡張され続ける今後の観光について
学術的アプローチから議論を行う
神田 孝治 氏
尾久土 正己
14:5015:40上映会③(エントリー作品)
主に、メタバースに関する現状についての考察と共にメタバース分野の作品を紹介
※メタバースの世界にライブツアーして紹介を行います(平面映像)
岩佐 琢磨 氏
(ビデオ出演)
バーチャル高校生
15:5016:50セッション③「XR演出が観光にもたらすもの」(仮)
XRのアプローチから様々な空間演出をリードするゲストによる
その演出が観光業界にもたらす影響についてその展望と可能性を議論する
澤邊 芳明 氏
足立 光 氏  他
17:0017:35表彰式・閉会宣言
17:3517:45フォトセッション
18:0020:00交流会
くいだおれ大阪ならではの「たこ焼き」屋台を楽しんでいただきながら
未来の観光について語り合いましょう
(アルコールはご提供いたしません)
※ スケジュール・内容は当日変更される可能性があります

最新VR観光コンテンツ・デモ

 会場では、そのほか最新のVRデモンストレーションを行います。セッションの合間に、プラネタリウム入り口付近に展示予定の最新の観光コンテンツをVRゴーグルでご鑑賞ください。

体験その①
ヨーロッパや世界各地の名所めぐりをツアーガイドの解説共にリアルに体験することができます

体験その②
メタバース空間で旅行者同士で一緒に観光する疑似ツアー体験することができます

審査委員

神田 孝治氏

立命館大学 文学部 教授
和歌山大学観光学部・教授を経て現職。博士(文学:大阪市立大学)。専門は文化地理学と観光学。主に南国の楽園イメージと観光との関係についての研究を行ってきた。南紀、沖縄、与論島、台湾などに注目した研究は、2012年に『観光空間の生産と地理的想像力』(ナカニシヤ出版)として発表され、2014年に観光学術学会・著作賞を受賞。特に同著の表紙に風景写真を掲載した鹿児島県の与論島については、継続的に現地を訪れ、新聞・雑誌・映画などのメディア表象に注目した考察をすすめている。こうしたメディアに関するものとしては、近年ではモバイルメディア(編著『ポケモンGOからの問い』新曜社、 2018)やアニメーション(論文「『鬼滅の刃』が生じさせる新たな聖地」立命館文學、近刊)に注目した研究も行っている。

澤邊 芳明氏

株式会社ワントゥーテン 代表取締役 CEO
1973年東京生まれ。京都工芸繊維大学入学後、18歳の時にバイク事故に遭い、手足が一切動かない状態となる。復学後、24歳で創業。XRとAIに強みを持ち、総勢約120名からなる近未来クリエイティブカンパニー1→10(ワントゥーテン)を率いる。
東京五輪では、組織委員会アドバイザーを務め、メダルデザイン審査員や複数のスローガン作成を行った。パラスポーツとデジタルテクノロジーを組み合わせた「CYBER SPORTSプロジェクト」による社会課題解決や、日本の伝統文化をアップデートする「ジャパネスクプロジェクト」を牽引し、市川海老蔵の歌舞伎座でのイマーシブプロジェクションマッピング、元離宮二条城や旧芝離宮恩賜庭園等でのナイトイベントや、伝統工芸作家を支援するソーシャルコマースアプリENUによる地方創生にも取り組んでいる。自身の体験から、現実と仮想空間を横断し、あらゆる人々が自由に知性を拡張できる未来の実現を目指す。

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足立 光氏

株式会社電通 CXプランニングセンター ライブ・エクスペリエンス・デザイン部 シニア・プロデューサー
1991年武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒
舞台美術や店舗設計などの空間デザイン設計を学ぶ傍ら、漫画家寺沢武一のアシスタントに従事。VRやARをモチーフにした当時世界初のCGを活用したデジタル漫画の作画を担当。1991年電通入社。当初からDTP、CG、VR、AR技術を活用した表現を模索し、最新テクノロジーを駆使し、主に海外向けデジタルクリエーティブ業務に従事。任天堂、Sony、Panasonicなどを担当。
20年以上にわたりVRを活用したメソッドに携わり、2016年に電通VR事業を推進する社内タスクフォース「電通VRプラス」の創設者として、VR/ARを活用した広告業務の他、当領域の新規事業の開発/投資ならびにメディア化、大衆化を目指す。数多くのVRコンテンツの制作プロデュースを行うほか、AR事業への投資、都市のデジタルツイン、ミラーワールド化における事業に従事。

岩佐 琢磨氏(当日はビデオ出演)

株式会社Shiftall 代表取締役 CEO
パナソニックにてキャリアを始め、2008年に株式会社Cerevoを起業し30種を超えるIoT製品を70以上の国と地域に販売。2018年4月新たに株式会社Shiftallを起業し、複数のIoT機器を開発・販売。2021年からはVRメタバースに軸足を移し、家庭用モーショントラッキング機器 ‘HaritoraX’ を発売。2022年、CES 2022にてVRヘッドセット’MeganeX’や音漏れしないマイク’mutalk’など4種のメタバース関連機器を発表。

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ゲスト

芳井 はじめ氏(当日はアバター出演)

バーチャル高校生
はじめまして!VRの魅力を広める活動の一環として、VRChatで初心者案内をしています!

実行委員長

尾久土 正己

 岡山出身。高校教師6年、天文台13年勤めたあと、2003年から和歌山大学教授。専門は宇宙観光、VR観光。星空を活かした観光(AstroTourism)の研究を主に鹿児島県与論島で行っている。また、オーバーツーリズムや感染症による移動制限の中、「新しい観光様式」の確立を目指して、VR技術を使った観光研究を行っている。

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